赤ちゃんはいつから喋る?発声の発達段階
赤ちゃんが言葉を話し始める瞬間を心待ちにしている親御さんも多いのではないでしょうか。
新生児は、泣くことから始まり少しずつ声を出す方法を覚えていきます。初めての「あーうー」といった声や喃語、一語文を話すようになるまでには、それぞれの段階がありその過程を知ることで赤ちゃんの成長を安心して見守ることができます。
この記事では、赤ちゃんの発声の発達段階について詳しく解説しながら、各時期に見られる特徴やポイントをお伝えします。それでは見ていきましょう。
【生後0ヵ月~】「泣く」ことが最初のコミュニケーション
新生児が最初に行うコミュニケーションは「泣く」ことです。
生まれた直後から赤ちゃんは泣くことで自分の意思や欲求を表現し親や周りの大人に伝えます。
この時期の泣き声には「お腹が空いた」「おむつが濡れている」「眠い」など、さまざまな意味が含まれています。泣き声を聞き分け、赤ちゃんのサインに気づくことが育児の第一歩です。
また、泣くこと自体が赤ちゃんの肺を鍛え、健康的な成長につながると言われています。泣き声に耳を傾けることで赤ちゃんのリズムや性格も少しずつ理解できるようになります。
【生後2~3ヵ月頃】クーイングが見られる
生後2~3ヵ月頃になると、「クーイング」と呼ばれる声が聞こえ始めます。
この時期、赤ちゃんは「あー」「うー」などの喉を鳴らすような音を発することが増え、これが発語の最初のステップです。
クーイングは赤ちゃんが声を出すことに楽しさを感じ始めるサインでもあり、親子のコミュニケーションがより深まる時期です。
この段階では赤ちゃんにたくさん話しかけたり、笑顔で応答することで、赤ちゃんが声を出す喜びを感じ、さらに発声を促すことができます。
クーイングが見られない場合でも、赤ちゃんには個人差があるため心配しすぎる必要はありませんが、気になる場合は専門家に相談するのも一つの方法です。
【生後5~6ヵ月頃】喃語が始まる
生後5~6ヵ月頃になると「喃語(なんご)」と呼ばれる言葉の前兆が見られるようになります。
喃語とは「ばー」「まー」などの繰り返し音や複雑な音を含む声のことで、赤ちゃんが言葉を話すための準備段階とも言えます。
この時期の喃語は、赤ちゃんが自分の声をコントロールしようとする練習の一環です。
赤ちゃんが喃語を始めたら、真似をして返事をすることで「おしゃべり」の楽しさを感じさせることが大切です。このようなやり取りが赤ちゃんの脳の発達を促し、将来的な言葉の習得に繋がります。
【1歳頃】一語文を喋るようになる
1歳頃になると、「ママ」「パパ」などの簡単な単語、一語文を話し始める子が増えてきます。
この時期の発語は赤ちゃんが意味を理解して言葉を使い始めたことを示しており、コミュニケーションの幅が大きく広がる瞬間です。
親御さんは赤ちゃんの発する言葉を積極的に褒めたり繰り返して使うことで、赤ちゃんが言葉を覚える意欲を高めることができます。また、発語が早い場合も遅い場合も赤ちゃんの個性として温かく見守ることが重要です。
【1歳半~2歳半頃】二語文が見られる
1歳半から2歳半頃になると、「ママ きた」「わんわん いる」など、二語文を話すようになることが一般的です。
この時期は赤ちゃんが言葉を組み合わせて意思を伝え始める段階であり、言語能力の発達が著しい時期でもあります。
親が簡単な質問を投げかけるなど会話を楽しむ時間を作ることで、二語文の発達をさらに促すことができます。たとえば「これ、何?」と問いかけたり、赤ちゃんが言った言葉を広げて返答することで自然な会話の流れを生むことができます。
赤ちゃんは生まれてから少しずつ言葉を話す道筋をたどりながら成長することが分かりますね♪

「あーうー」と発するのが遅い場合

「うちの子、まだ『あーうー』って言わないんだけど、大丈夫かな?」と心配されている方もいるかもしれません。
赤ちゃんが「あーうー」と声を発し始める時期には個人差が大きいと言われています。
ここでは、「あーうー」と発する時期が遅い場合その原因や対処法について詳しく解説していきます。
赤ちゃんの発達の目安や発語を促すためのヒントも紹介するのでぜひ参考にしてみてください。
時期の早い遅いと個人差について
赤ちゃんが「あーうー」といった音を発し始める時期には大きな個人差があります。
一般的には生後2~3ヵ月頃からクーイングと呼ばれる声が見られますが、早い子では生後1ヵ月頃から、遅い子では4ヵ月を過ぎてから声を出し始めることもあります。
この差は、赤ちゃんそれぞれの成長スピードや気質によるものであり必ずしも問題があるとは限りません。
大切なのは赤ちゃんが少しずつ環境に反応し自分なりのペースで発達しているかを見守ることです。例えば、表情の変化や視線の動きなど声以外のコミュニケーション手段が活発に見られる場合は赤ちゃんが順調に成長しているサインと捉えられます。
ただし、他の発達段階でも遅れが目立つ場合や周囲の呼びかけに全く反応しない場合は、一度専門家に相談してみると安心です。
クーイングが見られない場合問題はある?
クーイングが生後3〜4ヵ月を過ぎても見られない場合、いくつかの可能性を考慮する必要があります。
まず、赤ちゃんが声を発する機会が少ない環境にいる場合、クーイングが遅れることがあります。
親御さんや周りの人が積極的に話しかけたり笑顔で応答することで、赤ちゃんの声を引き出せる場合があります。
また、クーイングの遅れが続く場合には、聴覚や発達に何らかの課題がある可能性も考えられます。
この場合、赤ちゃんの反応を注意深く観察することが大切です。例えば、大きな音や声に対して全く反応がない場合は、早めに小児科や専門医に相談することで必要な支援を受けられる可能性があります。
一方で、赤ちゃんの発達は多くの要素が影響するため単に個性や気質によるものというケースも珍しくありません。親御さんが過度に不安にならず日々の成長を楽しみながら見守ることも大切です。
育児の悩みを相談してみる?
言葉の発達など、赤ちゃんの発達には個人差があります。ほかの赤ちゃんと比較しすぎず、赤ちゃんのペースを見ながら接してあげることが大切です。
幼児教室ベビーパークでは、レッスン内で育児相談の時間があり、今抱えるお悩みをご相談いただけることは勿論のこと、この先起こりうる育児のトラブルやお子さまの成長をお母さま・お父さまが学ぶことが出来ます。
お子さまとの関わり方を専門家にアドバイスしてもらいながら育児をすることで、育児のお悩みやイライラも軽減し、お子さまの能力を伸ばしながら楽しく育児が行えます。
育児をしていると気になることは色々ありますよね。ベビーパークでは毎週のレッスンで先生に気軽にご質問いただけるので是非活用してみてくださいね♪

赤ちゃんが喋るようになるために親ができること

赤ちゃんが言葉を発するのを心待ちにしているママやパパも多いのではないでしょうか。
言葉の発達は赤ちゃんの成長を目で見て感じられる大切な瞬間の一つです。では、赤ちゃんがスムーズに言葉を習得できるように親としてどのようなことができるのでしょうか?
ここでは赤ちゃんの発語を促すための具体的な方法を3つご紹介します。
これらの方法を実践することで、赤ちゃんとのコミュニケーションがより一層楽しくなり言葉の発達が促されるかもしれません。
積極的に話しかける習慣を作る
赤ちゃんに言葉を覚えさせるための第一歩は、日常的に積極的に話しかけることです。生まれたばかりの赤ちゃんは、親の声を聞くことで言葉や音に慣れていきます。
例えば、おむつを替える時や授乳中、日常の些細な場面で「今日はいい天気だね」や「お腹がいっぱいになったね」など簡単な言葉で状況を説明するように話しかけてみましょう。
さらに、赤ちゃんが「あー」「うー」と声を出した時には、その声に応えてあげることも効果的です。「そうだね」「楽しいね」といった返事をすることで赤ちゃんは声を出す楽しさを感じ発語への意欲が高まります。言葉のやり取りが増えるほど赤ちゃんは新しい単語を覚えるきっかけになります。
絵本や歌で言葉の刺激を与える
絵本や歌を使ったコミュニケーションも赤ちゃんの発語を促す効果的な方法です。
絵本は視覚的な刺激とともに言葉を学ぶきっかけを与えます。カラフルな絵本を見せながら、ゆっくりとわかりやすい言葉で読み聞かせをしてみましょう。同じ絵本を繰り返し読むことで赤ちゃんが言葉のパターンを覚えることにも繋がります。
また、歌や手遊びはリズムと言葉を楽しく学ぶ方法として人気があります。赤ちゃんが音楽に合わせて声を出したり動きを真似したりすることで、自然に言葉への興味を引き出すことができます。
スキンシップを通じて発語を促す
赤ちゃんにとって親とのスキンシップは安心感を与えるだけでなく、言葉を学ぶ重要な土台にもなります。
抱っこしながら話しかけたり触れ合い遊びをしたりすることで赤ちゃんは親の声のトーンや感情を感じ取りやすくなります。
特に、顔を見合わせながら笑顔で話しかけると赤ちゃんは親の口元や表情をじっと観察します。スキンシップを通じて赤ちゃんが音を真似しようとするきっかけを作り、発語の練習にもつながります。
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まとめ
この記事では、赤ちゃんがいつ頃から言葉を話し始めるのか、言葉の発達が遅い場合にどうすればいいのか、多くの親御さんが抱く疑問について解説しました。
赤ちゃんの発達は個人差が大きく言葉の発達も例外ではありません。クーイングや喃語といった発声の段階を踏んで徐々に言葉を発するようになっていきます。しかし、発達が少しゆっくりな場合でも心配しすぎる必要はありません。
赤ちゃんの発語を促すために、日常的に話しかける習慣をつけたり、絵本や歌で言葉の刺激を与えたりスキンシップを通じて安心感を与えることが効果的です。これらの取り組みを通じて、赤ちゃんとのコミュニケーションが深まり成長を見守る楽しさが増すでしょう。
もし赤ちゃんの発達についてさらに詳しく知りたい、または具体的なアドバイスを受けたいと思った方はベビーパークにお問い合わせください。赤ちゃんの成長をサポートするプログラムも多数ご用意していますので、ぜひ一度ご相談ください。一緒にお子さんの健やかな成長をサポートしていきましょう。
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