おしゃぶりはいつまで使う?
おしゃぶりを使うことで、子どもの安心感や睡眠の質が向上すると耳にしたことがあるかもしれませんが、どの月齢まで使い続けるべきなのでしょうか?そして、長期間の使用にはどのようなリスクがあるのでしょうか?
ここでは、おしゃぶりを使う平均月齢や目安、夜間に何度も起きる場合などの対策について詳しく解説します。おしゃぶりに関する疑問や不安を解消し、安心して子どもの成長をサポートするための知識を身に付けましょう。
おしゃぶりを使用する月齢の平均と目安
おしゃぶりの使用期間については、多くの専門家が2歳までを目安としています。2歳以降もおしゃぶりの使用を続けると、歯並びや言語発達に悪影響を及ぼす可能性が高くなるためです。
平均的には、1歳半から2歳の間におしゃぶりを卒業する子どもが多いです。しかし、子どもの発達や性格によって適切なタイミングは異なるため、親御さんが子どもの様子を観察しながら進めることが重要です。
赤ちゃんの頃から使っているおしゃぶり。便利だけど、辞める時期を考えていかなくてはいけないんだね!
夜間に何度も起きてしまう場合
夜間に何度も起きる子にとって、おしゃぶりは安心感を与える効果があります。しかし、夜間の頻繁に起きてしまうのが続く場合、根本的な原因を見つけて対応することが大切です。
例えば、おしゃぶりがなければ寝られない状況を改善するために、徐々におしゃぶりの使用を少なくし、別の方法で安心感を与えるようにしてみましょう。また、寝かしつけの際におしゃぶり以外の方法を試してみることで、夜間の覚醒回数を減らすことができるかもしれません。
おしゃぶり以外に安心感を与えられるものとしておすすめなのは、お気に入りのぬいぐるみやブランケット、ナイトライトやホワイトノイズマシンです。おしゃぶりに頼らずにお子さんが安心して眠れる方法を見つけてみてください。
おしゃぶりを使い続けるリスク
おしゃぶりは子どもを落ち着かせるための便利なアイテムですが、長期間使用し続けることでリスクが生じることがあります。
おしゃぶりを使い続けることで歯並びや口の発達に与える影響、言語発達の遅れ、さらには耳の感染症リスクの増加など、親御さんが知っておくべきポイントがいくつかあります。これらのリスクを理解し、おしゃぶりを卒業させる際の参考にしてください。
歯並びへの影響
おしゃぶりを長期間使用すると、歯並びに影響を及ぼす可能性があります。例えば、上の前歯が前方に突き出したり、前歯の間に隙間ができたりすることがあります。これは、おしゃぶりを吸うことによって歯に圧力がかかり、歯の自然な成長が妨げられるためです。
歯科医師は、2歳以降もおしゃぶりを使用し続けると、歯列矯正が必要になるリスクが高まると警告しています。おしゃぶりの使用を減らすことで、歯並びの悪化を防ぐことができるため、早めの卒業を検討することが大切です。
口の発達に与える影響
おしゃぶりを頻繁に使用することで、口の発達に影響を及ぼすことがあります。特に、顎の成長が遅れ、噛む力や飲み込む力が弱くなる可能性があります。
また、口の筋肉が十分に発達しないことで、食事の際に困難が生じることもあります。おしゃぶりの使用を減らすことで、口の発達を促すことができます。
言語発達の遅れ
おしゃぶりを長時間使用していると、言語発達に遅れが生じることがあります。おしゃぶりを使っている間は、話す機会が減少し、言葉の発達が遅れる原因となることがあるためです。
また、舌の動きが制限されることで、発音が不明瞭になる可能性もあります。おしゃぶりの使用を減らし、話す機会を増やすことで、言語発達を促進し、コミュニケーション能力を高めることができます。
耳の感染症リスクの増加
おしゃぶりを使用することで、耳の感染症リスクが増加することが研究で示されています。おしゃぶりを吸うことで、耳管に圧力がかかり、細菌が耳に侵入しやすくなるためです。
特に、長い時間おしゃぶりを使用する場合、このリスクが高まることがあります。耳の感染症を防ぐためには、おしゃぶりの使用を控えるようにしましょう。また、定期的におしゃぶりを洗浄し清潔に保つことも大切です。
おしゃぶりがあると安心する赤ちゃんも多いけど、リスクも考えてあげるのが親の役割♪辞め方についてみていきましょう!
おしゃぶりをやめるための8ステップ
おしゃぶりをやめることは、多くの親御さんにとって簡単なことではないかもしれません。特におしゃぶりがないとお子さんが夜間に何度も起きてしまう場合、どうやっておしゃぶりを卒業させるか悩んでいる親御さんも多いでしょう。
しかし、おしゃぶりを使い続けることで、歯並びや言語発達に影響が出ることもあります。そこで、ここでは、おしゃぶりを無理なくやめるための8つのステップをご紹介します。これから紹介する8つのステップを参考に、親子で一緒におしゃぶり卒業にチャレンジしてみましょう。
①子どもにおしゃぶりをやめる理由を説明する
まず最初に、おしゃぶりをやめる理由を子どもに丁寧に説明することが大切です。子ども自身が納得し、理解することで、おしゃぶりをやめるプロセスがスムーズになります。「おしゃぶりは赤ちゃんのものだから、大きくなったら卒業しようね。」といった簡単で理解しやすい言葉で説明すると良いでしょう。
②徐々に使用頻度を減らす
次に、徐々におしゃぶりの使用頻度を減らしていきます。一度にやめるのは難しいため、少しずつ時間をかけて進めることがポイントです。日中の使用を控え、寝るときだけに限定するなど、段階的に減らしていくと効果的です。徐々に減らすことで、子どもも無理なく慣れていきます。
③寝かしつけ時のみ使用する
おしゃぶりの使用を寝かしつける時のみと限定することで、子どもが自分でおしゃぶりを必要としない時間を増やすことができます。寝るとき以外はおしゃぶりを使わないようにし、日中は他の方法で安心感を与えるよう工夫しましょう。
④おしゃぶりを使わない寝かしつけを試す
おしゃぶりを使わずに寝かしつける方法を試してみます。例えば、絵本を読んであげたり、子守唄を歌ったりすることで、子どもがリラックスできる環境を作りましょう。少しずつおしゃぶり以外の方法に慣れさせていくことが大切です。
⑤おしゃぶりをやめる日を決める
おしゃぶりを完全にやめる日を決めるのも効果的です。子どもと一緒に「おしゃぶり卒業の日」をカレンダーにマークし、その日を迎える準備をします。この方法は、子どもにとって一つのイベントとして楽しみながら進めることができます。
⑥代わりのものと渡してみる
おしゃぶりの代わりに、安心感を与える代わりのものを渡してみましょう。お気に入りのぬいぐるみやブランケットなど、子どもが安心できるアイテムを持たせることで、おしゃぶりの代わりに安心感を得られるようにします。
⑦褒めて励まし一貫性を保つ
おしゃぶりをやめる過程で、子どもを褒めて励ますことが大切です。おしゃぶりを卒業する過程では、子どもを褒めて励まし続けることが重要です。小さな進歩でも「よく頑張ったね!」と声をかけ、一貫性を持って対応することで、子どもの自信を育てます。親のポジティブな姿勢が、子どものやる気を引き出します。
⑧根気よく対応する
最後に、根気よく対応することが求められます。おしゃぶりから卒業するのは簡単なことではありませんが、焦らずにゆっくりと進めることで、子どもも親もストレスを減らしながら達成することができます。
途中で戻ってしまうことがあっても焦らず、再び同じステップを踏み直すことで、最終的に成功することが多いです。親子で一緒に頑張りましょう。
まとめ
「おしゃぶりはいつまで使用していいか」という疑問の答えとして、平均的には2歳頃までが目安とされています。しかし、長期間の使用は歯並びや口の発達、言語発達に影響を与える可能性があるため、徐々におしゃぶりを卒業させることが大切です。特に、歯並びへの影響や言語発達の遅れ、耳の感染症リスクなどを防ぐためには、早めの対応が必要です。
この記事で紹介したおしゃぶりをやめさせるための8つのステップを参考に、子どもに理由を説明し、寝かしつけ時のみの使用にするなどのステップを踏むことで、おしゃぶりを自然に卒業させることができます。おしゃぶりの卒業は親子にとって大きな一歩ですが、お子さんの健やかな成長を見守りながら、親子で一緒にトライしてみましょう。
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