アイスは何歳から食べられる?
赤ちゃんにアイスクリームをあげたいと考える親御さんは多いですが、いつから食べさせても良いのでしょうか?実は、赤ちゃんにアイスを与えるタイミングは、赤ちゃんの成長や体の発達と深く関わっています。
ここでは、赤ちゃんにアイスをいつから与えても大丈夫なのか、早すぎる場合のデメリット、そして安全にアイスを与えるためのポイントについて詳しく解説していきます。安心して赤ちゃんにアイスを楽しんでもらうために、ぜひ参考にしてください。
アイスをあげてもよい時期
赤ちゃんにアイスをあげるタイミングは、1歳を過ぎた頃が目安です。1歳になると、消化機能が少しずつ整ってきて、少しだけアイスを楽しめるようになります。ただし、最初にあげるときは、少量から始めて赤ちゃんの様子を見ながら進めることが大切です。
また、市販のアイスには砂糖や添加物が多く含まれていることがあるので、赤ちゃんの体に優しいものを選ぶようにしましょう。
アイスを早くあげすぎるとダメな理由
アイスを早くあげすぎると、赤ちゃんにとってまだ負担になることがあります。ここでは、アイスを早くあげすぎるとダメな4つの理由を解説します。
1歳未満に牛乳はNG
1歳未満の赤ちゃんには、牛乳を使ったアイスを控えるべきと言われています。まだ胃腸がしっかり発達していないので、牛乳が消化しにくかったり、アレルギーの原因になることがあるからです。1歳になるまでは、牛乳を使わない食品を選ぶようにしましょう。
離乳食の進行が遅れるリスク
アイスクリームの甘さやなめらかな食感に慣れてしまうと、赤ちゃんが離乳食を嫌がることがあります。特に甘いものが好きになると、野菜や他の食材を食べたがらないことも考えられますので、離乳食がしっかり進んでからアイスをあげることが望ましいです。
味覚の発達に悪影響を及ぼす可能性
赤ちゃんはこの時期、さまざまな味を覚える大切な時期です。早くから甘いアイスに慣れてしまうと、他の食材の味を楽しみにくくなることがあります。自然の味をしっかり覚えるためにも、甘いものは時期を見ながら少しずつ与えるとよいでしょう。
虫歯のリスクが高まる
アイスにはたくさんの砂糖が含まれていることがあり、これが虫歯の原因になることがあります。赤ちゃんの歯はまだ生え始めたばかりなので、甘いものをあげる際は虫歯にならないように気をつけてあげましょう。特に、歯磨きがまだ十分にできないうちは、アイスの量や頻度を控えると安心です。
赤ちゃんにアイスを早い時期から与えることは良くないことが多いですね。どんなことに注意すれば良いのかを見ていきましょう。
赤ちゃんにアイスをあげる際の注意点
「やっと赤ちゃんにアイスをあげられるようになった!」とママやパパは喜んでいるかもしれません。しかし、赤ちゃんにアイスを与える際は、いくつかの注意点があります。
ここでは、あげる量やアレルギーへの注意、そして離乳食とのバランスなど、赤ちゃんに安心してアイスを楽しんでもらうための大切なポイントを詳しく解説していきます。これから説明する注意点を参考に赤ちゃんとアイスを一緒に楽しんでください。
少量ずつ与える
赤ちゃんにアイスをあげるときは、まず少量から始めることが大切です。初めての食べ物は、赤ちゃんの体がどのように反応するか分からないため、様子を見ながら与えるようにしましょう。
特に甘いものは、赤ちゃんが一度に食べ過ぎてしまうと消化に負担がかかることがあります。最初はほんのひとさじからスタートし、赤ちゃんが問題なく食べられるか確認してから、徐々に量を増やすようにしましょう。
アレルギーのリスクと注意するべき成分
アイスには、赤ちゃんにとってアレルギーの原因となる成分が含まれていることがあります。牛乳や卵、ナッツなどは特に気をつけたい成分です。
市販のアイスをあげる前には、成分表をしっかり確認し、赤ちゃんがアレルギーを持っていないか気をつけてください。また、手作りでアイスを作る場合は、赤ちゃんが食べ慣れている材料で作ると、さらに安心です。
離乳食とのバランスを考える
アイスをあげるときには、普段の離乳食とのバランスも大切です。
甘いものをあげることで、赤ちゃんが他の食べ物を嫌がるようになってしまうことがあります。アイスは特別なおやつとして少しだけ楽しんでもらい、普段は栄養たっぷりの離乳食を中心に食べさせてあげると安心です。アイスをあげるタイミングは、しっかりと離乳食を食べ終わった後にするのが理想的です。
合わせて読みたい
1歳の赤ちゃんにもおすすめのアイスとは?
1歳を過ぎたら、少しずつアイスを食事に取り入れても大丈夫ですが、赤ちゃんへの与え方だけでなく、赤ちゃんに与えるアイスの選び方にも気を付けたいものです。
ここでは、1歳の赤ちゃんにおすすめのアイスについて、市販のアイスを選ぶ際の注意点や、手作りアイスのレシピなど、詳しく解説していきます。赤ちゃんが安心して楽しめるアイスの選び方を知ることで、おやつの時間がもっと楽しくなるはずです。
市販のアイスの選び方
1歳になった赤ちゃんに市販のアイスを与える場合は、以下の点に注意して選びましょう。
- 原材料表示の確認
牛乳、卵、ナッツなど、赤ちゃんにアレルギーがある場合は、それらの成分が含まれていないものを選びましょう。
- 砂糖の量
赤ちゃんの健康のため、砂糖の量が控えめなものを選ぶようにしましょう。
原材料名の最初に砂糖が記載されている場合は、砂糖の量が多い可能性があります。砂糖の代わりに、果糖ぶどう糖液糖が使われている場合もあります。 - 添加物
着色料、香料、安定剤、乳化剤などの添加物が少ないものを選びましょう。
- 乳成分
乳脂肪分が少なく、消化しやすいものを選びましょう。
- 固さ
溶けやすく、赤ちゃんが食べやすい柔らかめのものを選びましょう。
おすすめの市販アイス
- ベビーフードメーカーのアイス
- 果物そのものを凍らせたフルーツアイス
- 豆乳アイス(牛乳アレルギーの赤ちゃんにおすすめ)
赤ちゃんにも安心なアイスを手作りしてあげるのもおすすめです♪レシピを1つご紹介しますね!
赤ちゃんにやさしい手作りアイスのレシピ
市販のアイスに不安を感じる場合は、手作りアイスもおすすめです。ここではシンプルな材料で作れる簡単レシピを紹介します。
材料(約2人分)
- バナナ:1本
- プレーンヨーグルト(無糖):100g
作り方
- バナナを皮をむいて細かく潰します。
- 潰したバナナに無糖のプレーンヨーグルトを加え、よく混ぜます。
- 混ぜ合わせたものをアイス型や小さな容器に入れ、平らにならします。
- 冷凍庫で2〜3時間冷やし固めます。
- 固まったら、スプーンで取り分けて赤ちゃんにあげましょう。
まとめ
赤ちゃんにアイスをあげるのは、1歳を過ぎてからが安全とされています。1歳未満では牛乳や砂糖が多く含まれる市販のアイスは消化不良やアレルギーのリスクが高く、1歳前に与えることはおすすめしません。また、離乳食が進む時期に甘いアイスを早くから与えてしまうと、味覚の発達に悪影響を及ぼす可能性があります。アイスはあくまで特別なおやつとして、少量ずつ与えることが大切です。
1歳の赤ちゃんにおすすめのアイスを選ぶ際は、余分な添加物が少ないものや砂糖が控えめな商品を選びましょう。市販のアイスが気になる場合は、バナナやヨーグルトなど、自然な甘みを活かした手作りアイスなら、安心して赤ちゃんに与えることができます。
ベビーパークでは、離乳食やアレルギーに関する相談も受け付けています。もし、アイスを与えることに不安がある場合は、お気軽にご相談ください。この記事を参考に、赤ちゃんに適したタイミングやアイスの選び方をしっかり理解し、安心して親子でおやつの時間を楽しんでください。