トイレトレーニングとは?
トイレトレーニングとは、幼児期において、おしっこやうんちを自分でトイレに行って排泄する習慣を身に付けるための訓練のことです。一般的には、2歳から4歳までの子供が対象とされます。
なお、ベビーパークではトイレトレーニングは二度適切なタイミングがあると考えています。1回目は実は0歳代、2度目は一般的にいわれる2歳代です。より具体的に各タイミングでのトイレトレーニングの方法を見てみたいという方は、以下のリンクから進んでください。
0歳代でのトイレトレーニングについて
コラムNo.91「上手なトイレトレーニングで、おむつは1歳前に取ることができます」
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トイレトレーニングの方法は、子どもの成長段階や性格、家庭の環境によって異なりますが、一般的には、親や保育者が子供にトイレの使い方を教えたり、トイレに誘導したり、おしっこやうんちのサインを見逃さないようにしたりすることが含まれます。また、トイレで成功した場合には褒めたり、ごほうびを与えることも一般的です。
トイレトレーニングは、子供にとって重要な成長の指標の一つであり、成功することで自己効力感や自己肯定感を高め、社会的な成長にもつながります。しかし、子供によってはトイレトレーニングに時間がかかる場合もありますので、焦らずゆっくりと取り組むことが大切です。
トイレトレーニングをはじめるタイミングは?
こちらは、より一般的な2歳代からのトレーニングをはじめるべきタイミングになります。0歳代からのトイレトレーニングには、別途生後からの早めの準備が必要になります。
子どもからサインが見られること
トイレトレーニングを始める目安としては、以下のようなサインが見られる場合があります。
- おしっこの感覚が分かるようになり、おしっこをする前やした後にサインを出すことがある。
- おむつから出るにおいや、濡れた感触に嫌悪感を示すようになる。
- おむつを自分で脱ごうとするようになる。
- わかりやすい言葉で自分の意思を表現できるようになっている。
これらのサインが見られた場合は、トイレトレーニングを始める良いタイミングと考えられます。ただし、子供によって発達のスピードや性格が異なるため、トイレトレーニングを始める時期は一概には決められず、子どもの意思(トイレトレーニングを嫌がらない)も大切です。
保護者の環境が整っていること
また、保護者のスケジュールや家庭環境に合わせて計画を立てることも大切です。トイレトレーニングは子どもにとって新しいスキルを習得するプロセスなので、一定期間焦らずにトレーニングができる環境を親御さんも整えておくことが大切です。
具体的にはパパ・ママに下記に挙げた余裕があることが大切です。
- トイレトレーニングにじっくり付き合うだけの、時間的、精神的な余裕がある。
(あまりにも忙しい時期は避ける) - 子どもとの関係が安定している
(主に2歳時に起こる「イヤイヤ期」に入ったばかりの時期はできるだけ避ける)
トイレトレーニングは一進一退の場合も多いです。焦らずに、両親もじっくりと取り組めるときを選ぶようにしましょう。
トイレトレーニングを始めるにあたっての準備
また、トイレトレーニングには以下のような準備が必要です。
1.トイレ用品の用意
トイレ用品として、トイレの踏み台、トイレットペーパー、ウェットティッシュ、洗面器、タオルなどが必要です。子供にとって使いやすいものを選び、トイレットペーパーやウェットティッシュは柔らかく肌に優しいものを選ぶようにしましょう。
2.子供用トイレ(おまる)または幼児用の補助便座
トイレトレーニング中は、子供用のトイレ(おまる)または幼児用の補助便座が必要になります。子供用トイレは、子供が自分で使えるように高さや形状が調整されているので、トイレトレーニングに適しています。幼児用の補助便座は、大人用トイレに乗せて使うもので、最近はこちらを使うことも多いです。
3.パンツの用意
トイレトレーニングを始めると、おむつをやめてパンツをはくようになるため、下着を複数枚用意する必要があります。子どもが好きなキャラクターのものなど、パンツをはくこと自体でモチベーションが上がるものを選んで、子どもがパンツを望んではくように誘導してあげましょう。
4.子どものトイレのタイミングの確認
0歳代であれ、2歳代であれ、トイレトレーニングを始める前に子どものおしっこのサインやうんちのパターンを観察して、排泄をするタイミングを確認しておくことが大切です。注意して観察していると、子どものトイレに行くタイミングはわりと決まっていることがわかってきます。ノートや手帳などに、子どもが排泄をするタイミングをつけておくのもよい方法ですね。
5.子どものモチベーションを高める
こちらもいかなるタイミングで始める場合でも同じですが、トイレトレーニング中は子どものモチベーションを高めることが重要です。トイレに行くことができたらおおいに褒めたり、リラックスしてトイレに座るように促したり、お気に入りのおもちゃや絵本を用意しておいたりすることで、子供がトイレトレーニングに楽しく取り組めるようになります。
これらの準備をしっかりとおこない、子供がトイレトレーニングに前向きに取り組めるようにサポートしましょう!
トイレトレーニング時のNG事項
トイレトレーニング時に、以下のようなことは避けましょう。
1.焦りすぎること
トイレトレーニングは、子どもにとって新しいスキルを習得するプロセスであり、焦りすぎることは逆効果になることがあります。子どものペースに合わせて、ゆっくりと進めましょう。
2.ネガティブな言葉を使うこと
子どもが失敗した場合に「ダメだよ」といったネガティブな言葉を使うと、子どもの自信を損なうことがあります。代わりにポジティブな言葉や褒め言葉を使い、子どもの自信を育てましょう。
3.強制すること
トイレトレーニングは、子どもが自分でトイレに行くスキルを習得するプロセスであり、むりやりトイレに行かせることは逆効果になることがあります。子どもがトイレに行きたいと言ったら、一緒にトイレに行くように誘いましょう。
4.トイレトレーニング中に旅行などの予定を入れること
トイレトレーニング中は、子供がトイレに行くタイミングをつかむために、日常生活の中で継続的にトイレトレーニングを行うことが大切です。予定がある場合は、トイレトレーニングが途切れないように予定を調整しましょう。
5.先輩ママの話を鵜呑みにすること
トイレトレーニングは、子供によって進み方やスピードが異なるため、先輩ママの話を鵜呑みにすることは避けましょう。子供に合った方法を見つけるために、俯瞰的な見解を持てる保育園や小児科医のアドバイスを参考にするほうがよいと思います。
排泄の自立に欠かせない「家族の連携」について
パパ・ママのなかには、「トイレトレーニングは年齢になれば自然にできるもの」と誤った認識をしている方もいますが、トイレトレーニングは家族同士の連携プレーが必要です。家庭でのトイレトレーニングは、家族の協力が欠かせません。
「洗濯物が増える」「部屋が汚れてしまい頻繁にそうじが必要になる」など、トイレトレーニングをするには家族にある程度の理解、負担を覚悟してもらう必要があります。
そしてなかには「仕事が忙しくて洗濯や掃除が増えるのは困る」「家事や育児に疲れてしまって心身ともに余裕がない」など、トイレトレーニングを疎遠にしがちなパパ・ママもいるかもしれません。
幼児教室ではパパ・ママの苦労、育児で抱える問題を共感や理解を示しつつ、家庭でのよりよい取り組み方を、一緒になって寄り添いながら検討していきます。その意味でも、トイレトレーニングで幼児教室を活用することもおすすめです。どうしたら負担を軽減しながらトイレトレーニングを進められるか、一緒に考えていくことができますよ。
まとめ:トイレトレーニングは家族の準備と子どものやる気が大切
ここまでは、すべての年代のトイレトレーニングに共通することを中心にお話してきました。上述したように、ベビーパークでは0歳代と2歳代の2回トイレトレーニングに適した時期があると考えています。
ここから先は、お子さまの年齢に合わせて具体的なトイレトレーニングの方法に進んで、参考にしていただけますと幸いです。
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