3歳児に見られる特徴や発達の段階とは
2歳までの子どもは、周囲の大人による助けが必要です。しかし、3歳くらいになると、自分でできることが増えていくためそれほど手はかからなくなります。この時期には、大人が子どもを1人の人間として尊重し、支えながら見守っていくことが大切です。
3歳頃になると手指が十分に発達し、手を使った遊びができるようになっていきます。ものを指でつかめるようになり、お箸にチャレンジするのも3歳頃からです。また、ペンを持って円や直線を描く、はさみやのりを使うなど、手を使った遊びの幅もどんどん広がっていきます。
3歳から4歳頃にかけての子どもは、たくさんの言語を習得します。個人差はありますが、子どもは4歳までに、1,700語以上もの言葉を覚えるともいわれているのをご存じでしょうか。本を読んだり会話をしたりといった体験によって、子どもの言語領域は広がっていきます。
運動能力が飛躍的に向上するのも3歳頃の時期です。
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3歳くらいになると、1歳から2歳頃にできなかったさまざまな運動ができるようになります。例えば、細い線の上や平均台の上をまっすぐ歩く運動や、階段を駆け上る運動などができるようになるのが3歳頃です。また、片足立ちや後ろ向きでの歩行、つま先立ちの歩行なども次第にできるようになっていきます。三輪車のペダルをこぐような動きもできるようになり、時間を忘れて夢中で遊ぶ子どももいます。
体力も十分につき、一緒に遊んでいる大人の方が先に疲れてしまうこともあるかもしれません。
3歳の子どもは、環境が変わったときに不安定になったり、外部からの刺激に敏感な反応を見せたりする場合もあります。すぐにぐずってしまったりうまく会話ができなかったりするケースもあるかもしれません。まだまだ気分に応じた行動が多いため、ときにはうまくいかないことも起こります。
この時期には、子どもが興味をもったことややりたいことを満足するまでやらせてみましょう。十分満足するまでやりきる経験は、子どもの達成感や自己肯定感の土台となるはずです。
ただし、やってはいけないことを教えることも大切です。また、生活リズムを整えたり、基本的なマナーを身につけさせたりするのも重要なポイントになります。
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3歳児に幼児教育を体験させるメリット
3歳なら習いごとはまだ早いと感じる人もいるかもしれません。しかし、3歳のうちから幼児教育を取り入れることには数多くのメリットがあります。主にあげられるメリットは以下の6つです。
- 【生きる力】が身につきやすくなる
- 思考力や理解力が発達する
- 運動能力が発達する
- 協調性やコミュニケーション力が高まる
- 手先が器用になる
- 成功体験を積み重ねられる
- 使える言葉が増える
- 小学校入学準備ができる
ここからは、早い段階で幼児教育を取り入れるメリットを考えていきましょう。
1.【生きる力】が身につきやすくなる
目まぐるしい変化が続く社会の中でこれから成長していく子どもたちには、【生きる力】を身につけることが求められています。幼児教育には、子どもが主体的に生きていくための力を身につけられるメソッドがあります。
幼児教室での学びは、自分で考えて行動する主体性や積極性を身につけるのに最適です。幼児教育をとおして、これからの時代を生きていくために必要となる力を身につけさせたいものです。
2.思考力や理解力が発達する
3歳くらいになると、なぜ?どうして?と理由を考えたり人に尋ねたりすることが増えてきます。幼児教室でさまざまなカリキュラムに取り組み、目の前のものに対して疑問を持ったり理由を考えたりする体験によって、子どもの思考力は伸びていきます。
子どもの思考力を発達させるために、知育玩具を取り入れる幼児教室は多いです。また、積み木や粘土、折り紙などの遊びにも、子どもの思考力や理解力を向上させる効果が期待できます。年齢や興味に応じた適切な知育玩具を取り入れることが、思考力や理解力を伸ばすためのポイントです。
子どもの右脳の発達は、幼少期にピークを迎えるといわれます。早い時期に幼児教育を取り入れ、脳の発達を促すことが重要です。
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3.運動能力が発達する
幼児教室では体操やダンス遊び、道具を使った運動遊びなども積極的に取り入れています。体を動かすカリキュラムに取り組むことで、子どもの運動能力は飛躍的に向上していくでしょう。
3歳になると背が伸び、体つきも赤ちゃんの頃に比べるとかなりしっかりします。ボールを投げたり蹴ったり、片足立ちになってジャンプしたりといった複雑な動きができるようになるのも3歳頃です。
障害物をジャンプで避ける動き、低いバーの下をくぐる動き、音楽に合わせて踊る動きなど、幼児教室ならではの方法で体を動かす練習を続けていけば、運動能力を効率的に高めていけます。
4.協調性やコミュニケーション力が高まる
幼児教室では、先生やさまざまな同年代の友達と交流します。そのため先生や友達との集団生活は、自宅で家族と過ごすのとは違った刺激的な体験になります。
友達と同じことに取り組んだり、先生と会話をしたりする体験は、子どもの協調性やコミュニケーション力の向上につながるでしょう。また、相手を思いやる気持ちが育まれたり、あいさつの習慣がつきやすくなったりというメリットもあります。
自然な形で人間関係の幅を広げていけるのは、幼児教育ならではの大きなメリットです。
5.手先が器用になる
幼児教室には、お絵描きや工作などのカリキュラムが数多く用意され、知育玩具を使った遊びの時間が設けられていることもあります。
こういったカリキュラムに対し、子どもは大人が驚くような集中力を見せるものです。手を使う遊びに集中し、楽しみながら取り組むことによって、子どもの手先はどんどん器用になっていきます。
6.成功体験を積み重ねられる
3歳くらいになると好奇心が旺盛になり、やってみたいことも増えていきます。最初はできなかったことができるようになるなど、子どもの成長が見られる時期です。
幼児教育をとおして自分でできることが増えたり何かを達成したりするのは、子どもにとって大きな成功体験になります。成功体験を積み重ねれば自分に自信が持てるようになり、子どもの自己肯定感ややる気、チャレンジ精神もアップしていきます。
運動や音楽、工作など幅広いカリキュラムを取り揃えている幼児教室は、成功体験を積み重ねるのに最適な場なのです。
7.使える言葉が増える
語彙を増やしていくことは、幼児教室の重要な目的の1つです。
子どもは、幼児教室での体験の中でたくさんの言葉を獲得していきます。先生の話を聞いたり、友達との会話を楽しんだりする経験によって、子どもはたくさんの言葉を覚え、状況に応じて適切に使えるようになっていくのです。
また、絵本を読むことも子どもの語彙力を広げることにつながります。絵本にはときに複雑な言い回しが登場する場面もあります。本を何度も読むことをとおして子どもは言語に興味を持ち、難しい語彙をどんどん会得していくでしょう。
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8.小学校の入学準備ができる
幼児教育には、学ぶことに自然な形で慣れていけるというメリットがあります。
積極的に勉強を取り入れない幼稚園や保育園があるのも現実です。こういった園に通わせていた場合、子どもは学ぶことに慣れていないため、小学校にうまく順応できなくなる恐れがあります。
小学校の授業の進め方は意外と早いです。学ぶことに慣れてないために授業についていけず、勉強に対してますます苦手意識を持ってしまうこともあるかもしれません。
小学校はまだまだ先のことと考える人もいるかもしれません。しかし、幼児教育をとおして学びに親しんでいれば、子どもは学ぶことに対して抵抗感がなくなります。
早い段階で学習習慣をつけておくことは、結果的に小学校での学習にスムーズになじんでいくことにつながります。
3歳児におすすめの幼児教育法
3歳からの幼児教育には、子どもの能力を伸ばし生きる力を養うという大きな目的があります。子どもの将来のためにも、早い段階で幼児教育を取り入れることをおすすめします。
ここからは、3歳のうちに始めておきたい幼児教育の内容や方法をチェックしていきましょう。
- 幼児教室を利用しての学び
- 自宅でできる幼児教育もある
- 通信教育を利用した幼児教育
1.幼児教室を利用しての学び
効率よく幼児教育を行うためには、幼児教室の活用がおすすめです。
幼児教室には遊びをとおして子どもの知識、思考力や表現力、運動能力を養うメソッドがあります。プロの先生が適切なカリキュラムを組み、子どもを褒めて伸ばしてくれるのがうれしいポイントです。
幼児教室ではときに、ひらがなを使った遊びや計算遊びなど、3歳の子どもには少し難しいと思えるような内容を扱うこともあります。しかし、3歳頃の子どもは好奇心が強く、新しいことをどんどん吸収していきます。適切な指導をしてくれる教室を選べば、子どもは難易度の高い内容にも楽しく取り組みやすいでしょう。
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また幼児教室は、同年代の子どもとの集団生活の場でもあります。先生や友達との交流によって、子どもはコミュニケーションの楽しさを学んでいくのです。あいさつをする、順番を守るなど決められたルールの中で学習を進めていくため、社会性も身に付きやすくなります。
マイペースに取り組めるタイプや、お受験対策のカリキュラムを用意するタイプなどさまざまなスタイルの教室があるので、子どもに合った学習ができる場所を選びましょう。
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2.自宅でできる幼児教育もある
自宅に知育教材を用意し、親子で取り組むという幼児教育の手法も考えられます。
知育玩具のほか、絵本や壁に貼るポスターなど、知育教材には数多くの種類があります。また、三輪車やボール、トランポリンなど、3歳の子どもが体を動かして遊べる道具を用意するのもいい方法です。
知育教材を選ぶときには、対象年齢を確認することが大切です。それぞれの製品には目安となる対象年齢が設定されているので、子どもの年齢に合ったものを選びましょう。
また、子どもの好みに合う知育教材を選ぶことも重要なポイントです。子どもが興味を持てるようなものを選べば、飽きずに楽しく取り組めます。
自宅での幼児教育を取り入れれば、親子の密なコミュニケーションのひとときになります。親子の愛着形成ができるのは、家庭での幼児教育ならではのメリットです。
ただし、自宅での幼児教育には、他の子どもと関わる機会を得られないというデメリットもあります。ときには自宅に友達を呼び、一緒に知育教材で遊ぶ交流の時間を設けるのもいいかもしれませんね。
3.通信教育を利用した幼児教育
学習用のテキストや知育教材が定期的に送られてくるスタイルの通信教育サービスもあります。また、幼児教室によっては、オンラインの講座が用意されていることもあるのをご存じでしょうか。
自宅にいながら専門的な幼児教育を実践できるのが、通信教育やオンライン講座のメリットです。事情があり幼児教室に通うのが難しいときには、こういったサービスを上手に活用してみましょう。
通信教育やオンライン講座であれば、子どもの発達段階に応じて適切な指導を受けられます。ただし、1人で取り組むのは難しいので、大人が一緒に遊んだり、サポートしたりなどの対処が必要となります。
【まとめ】3歳には遊びながら楽しめる習い事がおすすめ
日々の経験によって脳や体が大きく成長していくのが3歳という時期です。この時期に効果的な習いごとを取り入れれば、子どもの能力を効果的に引き出せます。
3歳の子どもには、たくさんの刺激を受けられる機会を作ってあげましょう。ただし、詰め込み型の教育をしようとすると、子どもが学ぶことを嫌がってしまう可能性があります。
重要なのは、子どもが遊びの中で楽しみながら学んでいけることです。幼児教室に通わせたり知育教材を与えたりなどの方法で、子どもの好奇心や興味を上手に刺激してみましょう。
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